今回は花粉症薬によく効く点鼻薬を有効成分からオススメを紹介。
結論:ステロイドの点鼻をメインに花粉症を予防。
鼻水鼻づまりがひどいときは「一時的に」血管収縮作用の点鼻を使用するのがおすすめ。
花粉症の点鼻に使われる有効成分とは?
[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]花粉症の治療で使われる点鼻薬は「ステロイド成分」「血管収縮成分」「抗アレルギー成分」の3種類。
それぞれ利点、欠点があるがよく使われるのはステロイド点鼻と血管収縮点鼻。
①ステロイド成分の点鼻

ステロイドの点鼻は花粉症治療の基本。
「ステロイド」と聞くと怖いイメージを持たれている方も多いですが、ステロイド点鼻薬は副作用が少ないのが特徴。
身体には吸収されづらいため、安全性が高い薬だ。また、花粉症の飲み薬のような眠気心配ない。
ただし、即効性はないため毎日点鼻することが大事。3~5日後で効果が現れる。
受診なしで購入ができるステロイド点鼻薬
【指定第2類医薬品】ナザールαAR0.1%(ベクロメタゾンプロピオン酸エステル)
1日2回使用することで、花粉によるアレルギー反応を元から抑える持続タイプの点鼻薬。
1本で約45日使える(1日2回使用時)ので、花粉シーズン中、長く症状を抑えたい方におすすめ。
【指定第2類医薬品】フルナーゼ点鼻薬(フルチカゾンプロピオン酸エステル)
元第1類医薬品だったが、2023年11月1日に指定第2類医薬品に変更されたことによりネット購入が可能に。
1日2回(朝、夕)の使用で24時間効果が持続。
くしゃみ、鼻みず、鼻づまりに優れた効果を発揮。
②血管収縮剤の点鼻薬

これらの成分は鼻の粘膜を収縮させる作用があり、鼻づまりを一時的に使用するには優れている。
市販の点鼻薬ではこの血管収縮作用のある点鼻薬がよく売れているんだ。
ただし、効果時間が短く、何度も使ってしまうと薬の効果が出づらくなってしまう欠点がある。
使用する場合は、1日2回まで、期間は10日程度が目安とされているから使いすぎに注意。
あくまでも一時的な使用に留めておくことがベストだろう。
受診なしで購入ができる血管収縮の点鼻薬
OTC医薬品として初めて持続性血管収縮成分オキシメタゾリン塩酸塩を配合した点鼻薬。
即効性があり、急性鼻炎や副鼻腔炎による鼻づまりに有効。
15歳未満は使用できない。
PHARMA CHOICE 点鼻スプレー 鼻炎スプレーN 30mL(ナファゾリン塩酸塩)
アマゾン限定での販売。
血管収縮作用のあるナファゾリン塩酸塩、抗アレルギー作用のあるクロルフェニラミンマレイン酸塩を配合。
7才以上から使用できる。
血管収縮作用のあるナファゾリン塩酸塩、抗アレルギー作用のあるクロルフェニラミンマレイン酸塩を配合。
7才以上から使用できる。
(おまけ) 抗アレルギー点鼻薬
もともと内服薬として使われている成分を点鼻薬にしたものだ。
即効性があるが、内服薬と同様に眠気が出る場合があり微妙。
鼻づまりに対しては作用が弱い傾向にあり、ステロイド点鼻薬が主流となった現在ではあえて選択することは少なくなっているが一応紹介。
受診なしで購入ができる抗アレルギー点鼻薬(血管収縮成分との配合剤が多い)
PHARMA CHOICE アレルギー専用点鼻スプレー ベルダサポートAG点鼻薬 30mL
(クロルフェニラミンマレイン酸塩 、クロモグリク酸ナトリウム 、ナファゾリン塩酸塩)
ロートアルガードST鼻炎スプレー 15mL
(クロルフェニラミンマレイン酸塩 、クロモグリク酸ナトリウム 、ナファゾリン塩酸塩)